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2010年9月 1日 (水)

パロへの長い道

表紙はグイン、スナフキンの剣を手にコングラス城の地下へと向かうシーンです。

今回はどちらかというと外伝的な作品ですね。ゴーラの追っ手から逃れたグイン一行がクムへの道中で入り込んだ城でのお話です。

今回の目玉は、永遠の生命をもつ「伯爵」の登場です。中島梓さんの舞台に興味を持っている方ならご存じでしょうが、「伯爵」といえば「伯爵」ですよね。「ヴァンパイア・シャッフル」に登場した永遠の生命の悲哀を背負った伯爵です。愛する者たちと次々に分かれて行かなくてはならない永遠の命の定め…「ヴァンパイア・シャッフル」は大変好きな舞台でした。

ちなみに私は「伯爵」が登場した「ギムレットの伝説」が中島梓さんの舞台では一番のお気に入りでした。次が「サンタのクリスマス’96」と「天狼星」かなあ、天狼星はいったい何回みたのか…怖くて数えられません(笑)

「パロへの長い道」を最初に読了した時、「フロリーは伯爵のところへいっちゃだめだよなあ」という話をしたことを思い出します。これは、「炎の群像」でフロリー役をやった女優さんが、「ヴァンパイア・シャッフル」では「伯爵」の館に迷い込んで、伯爵の餌食になる役を演じたから…という舞台ネタでした。栗本薫さんの作品はいまでも入手できますし、新たなファンも出てくるのでしょうが、舞台はもう見ることが出来ない、舞台の話で盛り上がることも出来ないというのが急に寂しく感じました。中島梓さんの舞台は本当に面白かったんです。興行的には厳しかったのかもしれませんが、中島梓さんの世界がそこにはありました、それは中島さんの世界を愛する者にとっては理想郷だったのだと思っています。

http://homepage2.nifty.com/kkjin/
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コメント

9月1日の朝、夢の中で「あずさんの舞台をもう見ることができない」ということを思って、夢の中で泣きそうになりました。
確かに、理想郷だったのかもね。

振り返れば、某中庭誕生から15年。

投稿: 山田◎σ | 2010年9月 2日 (木) 08時17分

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